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ときわオリジナル衣装「色打掛」

2023.02.23 インフォメーション

ときわ初のオリジナル色打掛が出来上がりました!

ご縁があって『ときわオリジナル和装』を制作することとなり、プロジェクトチームと衣装部が中心となって世界に一つだけのオリジナル柄を完成させました。
一から制作に携わり、こだわりぬいた「柄」「色合い」をぜひ間近でご覧ください。

◎花嫁の声からはじまったSTORY
◎デザイン
◎工程~出来上がるまで~
◎完成商品

◆花嫁の声からはじまったSTORY

― 想い ―
花嫁に一番近い私たち。お客様に寄り添い、様々な声を聞くことも多い現状。
「お客様に良いものを届けたい」
だけど思っている商品に出会えない…。
「こんな商品があればいいのに」
そんな風に思う日々。
弊社代表も”モノづくりの伝統も日本の文化も守りたい。それをときわが出来れば…”という想いがありました。
そんな時、私たちに力を貸してくれる職人さんに出会いました。

― はじまり ―
ときわと古くからお付き合いがあった「式服」の生みの親でもある織物職人の蒲田さん。
今では数少ない伝統工芸、丹後ちりめんや西陣織物を作れる職人さんです。
日本人の着物離れや後継者不在として少なくなっている職人ですが、日本無形文化財を後世に残したい強い想いからずっと後継者を探していた蒲田さん。
引退するにあたり、後継者として指名した職人が”石田織物”の石田さんでした。
石田さんは京都老舗の”川島織物”さんで長年勤め、その技術を受け継いでいる職人さん。
織物に対する熱い想いや技術の丁寧さが蒲田さんの目にとまったそうです。
その情熱ある石田さんと引き合わせていただきました。
最高の技術を持つ〈石田織物〉×花嫁に最も近い〈ときわ〉
同じ想いを持つ2社がタッグを組み、蒲田さん指導のもと伝統を受け継いでいく。
”無くしてはいけない大切なもの”を引継ぎたい、その想いからこのプロジェクトが始まりました。

◆デザイン

― 構想 ―
たくさんの和書やSNSなど、アンティークなものから現代にいたるまでの様々なものを見ることで発想を柔軟にし、全く違う世界も視野に入れながら構想を膨らませていきました。

― 柄・色 ―
たくさんの意見が出るなかで、今まで仕入れてきた衣装と違うもの…そしてときわの品格を大切にでき、伝統と新たなパッションが融合できる柄・配色を考えました。
伝統的な「鶴」飛翔の柄に決定!
白無垢では見ることが多い鶴ですが、色打掛では珍しい柄になります。
大正時代と昭和中期を融合させた模様と品のあるベージュをベースにした配色に。

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― 織 ―
格式ある上質な「唐織」を。
アンティークさや独特な立体的表現と重圧感がある色打掛は、花嫁をより華やかにしてくれます。

◆工程~出来上がるまで~

ときわのデザインを元に出来上がった紋紙。

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※紋紙とは…
織機で図柄を織るために用いられた型紙のこと。
現在手書きで書ける職人がいないため、四絆株式会社とコラボしたことによりパソコンで作成してもらうことが出来た。

― 石田織物×四絆株式会社×ブライダルコアときわ ―
縦糸と緯糸をどの色にするか…。何百とある色種類の中から各パーツごとに一つずつ決めていく作業にときわも参加。
何度もやり直し、一番時間を要した配色決め。

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糸の色と織った時の色に違いがあるため、試し織りで色合いと質感を実際にチェック。
思った色がない時は一から染めてもらい、最後までこだわった。

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紋紙を元に衣装を織る職人の石田さん。間違いのない技術と仕上げの丁寧さは、まさに芸術。
お客様は見ることが出来ない裏地まで、ため息が出るほど丁寧で完璧。

◆完成商品

日本古来の伝統にしっとりとした和の華やぎを感じさせ、なお小物によってモダンな印象にもこだわった色打掛。
定番の赤ふきをつけず、繭色のふきにもご注目ください。

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私たちの手がける商品は、見えないところまでこだわり・丁寧に仕上げ・着物を羽織る人を優しく包み込み・安心感や気品ある商品に仕上げるように卓抜しています。
裏地の糸処理まで細部にこだわる、その糸一本一本が着心地やシルエットに現れます。
とことんこだわった色打掛を花嫁様に着て欲しい、人生の節目をお手伝いしたいという想いです。

私たちのモノづくりは様々な人に支えられカタチにすることが出来ました。
ときわのオリジナルデザインが、いくつもの工程を職人の方の技術で仕上げ、想いをのせて新郎新婦様のもとへ届けられます。
たくさんの方に愛される衣装になることを願って…