先日、ブライダルコアときわの店舗にて
和装の勉強会を行いました。
京都の老舗メーカーさんにお越し頂き、
お着物についての細かい知識をたくさん教えていただきました。
日本の婚礼衣装に欠かせない和装。
お着物のお色やお柄によって全く違う雰囲気になります。
そして、本当~~~~に奥が深いものです。
お着物にはさまざまな文様がありますが、
その文様の一つ一つにはきちんと意味があるのです。
文様の中でも婚礼衣装によく使われる「吉祥文様」について
本日はいくつかご紹介させていただきます^^
※吉祥・・・「よいしるし」「おめでたい」
【鶴】
慶事に際しても最もポピュラーな文様の一つで、千年生きる端鳥といわれ、
長寿の象徴とされた。また、一品鳥とも呼ばれ、子どもの立派な成長を願って、
一品の位にのぼるほどに栄達を極めて欲しいという意味が込められている。
誰もが、鶴=「おめでたい」と感じる代表的な文様ですね^^
【束ね熨斗】
熨斗とはもともとアワビの肉を薄くはいで延ばした物のことで、
儀式の肴として用いられ、ご祝儀の進物、引出物に添えられた。
それを細長い帯状に文様化したものが熨斗文で、多くは数本を束ねた
束ね熨斗として表される。
【鳳凰】
不死鳥、フェニックス、火の鳥。古代中国思想に基づく伝説の鳥。
徳の高い君子が帝位につくと現れるといい天下太平の象徴とされる。
「鳳」は雄、「凰」は雌をさることから夫婦和合を意味し、
慶事をあらわす端鳥として日本でも古くから愛されてきた。
鳳凰の文様は存在感抜群です!!^^
【牡丹】
大輪の花を咲かせ、美しくあでやかであることから、百花の王と尊ばれてきた。
豊かな花の様子は富貴の象徴ともされ、富貴草という呼び方もある。
【藤】
藤は繁殖力が旺盛で、そのことから家系の繁栄の象徴とされる。
また、花房が稲穂を連想させるとして豊作を象徴する花として
珍重された。家紋においても多く見られる。
【桜】
桜は吉祥文様には含まれず、春景文様に属す。日本では平安期以降
「花は桜」といわれるほどに愛されてきた。春を代表する植物である桜は
「自生の春」をあらわすとも言われている。
どの文様も、よくお着物で見かける文様です。
柄としても可愛さはもちろんのことですが、
その意味を知るとさらにそのお着物の魅力に
気付くことができますよね^^
ぜひとも、お着物選びの参考にしてみてください♪
ブライダルアドバイザー 中西